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重機界1可愛い名前「くるくるダンプ」とは?

TY-MAGAZINE

重機は本当にたくさんの種類があります。 子供に大人気の「はたらくくるま」でも常連の、クレーン車やショベルカー、ローラーカーやブルドーザー。
名前もカッコいいし、よく働きそうですね。

そんな重機の中で今回このマガジンでご紹介するのは「クローラーダンプ」、別名「くるくるダンプ」です。
ただのあだ名の様に思えますが、れっきとした製品名です。

弊社所有のKOMATSU製CD110Rが、このくるくるダンプなのですが、名前のインパクトもさることながら、実に優秀な重機です。

このCD110Rの仕事はダンプです。
最大11tもの重たい砂利や土などを積んで運び、決められた場所に下ろすのが主な仕事です。そして何と言ってもこの重機の特徴は、名前の由来にもなっている、車体の上部がくるくると旋回すること。

限られた場所で作業する際、一般的なダンプカーは、一度バックで所定の位置に停車し、荷物を積むことになります。下ろすときも同様です。
これに対してくるくるダンプは、頭から前進していき荷物を積む場所で、くるっと上部だけを回転させるだけで荷物が積むことができます。積み下ろしは何度も何度も繰り返し行う作業ですので、作業効率が良いということは、作業時間短縮などメリットになります。また、無駄な動きが少ないということは、「安全」という面でも大きく貢献します。

そして、このくるくるダンプの凄いところは、足回りにもあります。

くるくるダンプの足回りは、ブルドーザーなどでよく見るクローラー型になっているのがわかると思います。この日、作業していた場所もタイヤなら簡単に埋まってしまう様な不整地でしたが、この強靭なゴムシューを履くことで、難なく進んでいくことができます。

その走行性能がどれほど凄いかというと、なんと30度もの傾斜を登ることができるのです。

30度…イメージが付くでしょうか?

一般の坂道で「急こう配」の標識が出るのが大体6度程度です。
スキー場でいえば25度以上が「急斜面(上級者コース)」の角度。そして30度はというと、ちょうどエスカレーターの角度が30度です。どれだけ凄いかイメージついたでしょうか?

砂利などの重いものをたくさん積んで走るので、車体は傷でいっぱいですが、可愛い名前と裏腹に今日もパワフルに働くくるくるダンプCD110Rの紹介でした。


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