太陽光発電所は広い敷地に設置されることが多く、傾斜のある土地の開発をする場合などは、雨水による土砂や泥水が域外の下流地域に流出する危険性があります。
そうならないために、「沈砂池(ちんさち)」を設置することが、林地開発行為中の要件として規定されています。
沈砂池を設置すると、そこに水や土砂を貯めることができるので、水の流出を防ぐことができます。
沈砂池は、土砂や草木の葉っぱなどが年月ともにどんどん堆積していきます。この堆積物を取り除き、沈砂池の機能を維持・回復させる作業を「浚渫(しゅんせつ)工事」と言います。
沈砂池のイメージ
浚渫工事は、沈砂池の底に溜まった土砂をすくう作業なので、長さのあるアームを持つバックホーがあると、とても有効です。
当社には、最大14.7メートルの深さまで掘ることができるとても長いアームを装着したスーパーロングバックホー「SK260LC-10」があります。
画像一番左がスーパーロングバックホー「SK260LC-10」
14.7メートルは、およそ5階建てのマンションがすっぽり入る深さです。
最大掘削深は14.7メートル
そして、バックホーでかき出した土砂を運ぶのが、以前TYマガジンでも紹介した「くるくるダンプ CD110R」。
「くるくるダンプ CD110R」
くるくるダンプは、上部(ダンプ部分)をくるっと反転させるだけで、車両をUターンせずに来た道を戻ることができるので、効率的に作業することができます。
上部だけくるっと反転させることで効率的!
この名コンビのおかげで、大変な浚渫工事も安全かつ効率的に行うことができます。この様に当社では、様々な重機を駆使して、あらゆる仕事をこなしています。